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写真を見てすぐに腰が踊り出した人もいるだろう。日本の雅楽で使われる笙に似た楽器「ケーン」は、タイ・ラオスの伝統楽器。モーラムというイサーン・スタイルの音楽には欠かせない。
彼はこの楽器をくるくると自在に回転させながら吹きまくる。耳だけではなく思わず目も奪われる。こんな曲芸演奏を見せてくれる彼であるが、実は重い視覚障害を持つ。不慣れな場所での移動には介助者の誘導が必要である。
タイの視覚障害者は、90万人以上。タイの障害者人口の2割弱である。障害児教育の中で視覚障害分野は最初に取り組みが始まっており、都市部には、盲学校がある。タイでは音楽家として自活する障害者は案外多い。クラブなどのカラオケの多くが生演奏であることも関係しているようだ。電子オルガンやシンセサイザーを使ったプレーヤーの中に視覚障害者を見つけることもある。 |