| タイでのある一日を簡単に紹介してみようと思います。
カセサート大学は、バンコク中心部から空港へ向かう途中にあり、驚くほど大きい敷地を有する国立大学である。バスなしでの移動は不可能な敷地内に、点々と低層の校舎や図書館などがある。創立してまだ20年である。この大学の敷地内に、私のお世話になったヒゴタイ日本語センターがある。ここで、高校一年生の選択科目として、日本語を教えるアシスタントとして働いた。自分の教えている生徒の家にホームステイし、お世話になる毎日・・・その一例。
朝5:30 起床
眠いが、水浴びをしにいく。まだ外は暗い。八畳ほどの自分の部屋に戻って髪の毛を乾かしていると、ノックの音といっしょに、お父さんの声。ドアを開けると、ファランをミキサーにかけた生ジュースを持ったお父さんが立っている。毎朝、生ジュースが出る。ファランだったり、にんじんだったり、なんだかわからないものだったり・・
朝6:30 朝ごはん
タイの大学生が着ている黒のロングスカートをはき、ピっとアイロンのかかったシャツを着て、ダイニングルームに向かう。中華料理のための回るテーブルの上に、おかずがたくさん。私の生徒のchotimaが、フォークとスプーン、それからさまざまな穀物の入ったごはんを家族全員分お皿によそっている。ラッシを見ながら朝食。トムヤムクン、ブンセン、カイダオ、ケムソム・・・・
朝7:05 出発
家族全員、おばあさんとおじいさんにサワディをすますと、急いでベンツに乗り込む。おとうさんの運転はとてもていねい。Aunswaree
Roadに二つある宝石の店(赤と金色の中国系の宝石店。お父さんもお母さんもお店を経営している。)を通りすぎて、Chotimaとその弟Benhの通うカセサート大学内を目指す。毎日、我が子を学校へ送る。こども達が小学生のころから、きっとこうして送っていたのだろう。一日で、一番彼らが親と話す時間。
朝7:40 学校到着
ポーメーにサワディをして、chotimaといっしょに車を降りる。「パイ」という声に合わせて歩き始める。私は日本語センターへ、彼女は自分の教室へ。しばしのお別れ。
朝8:30 打ち合わせ
授業は、毎日ひとこま(一時間)は必ずある。ふたコマある日が一日だけある。授業の打ち合わせは大切。考えもしないところで思わぬ誤解がある。日本語ってむずかしいなあ・・・今日の授業は午後にひとこま。
昼11:30給食
生徒と同じものを食べるが、場所だけが違う。大学の学食のような雰囲気のところで、アジャーンと書いてあるところに座って食べる。たまに信じられないデザートが出る。パンの耳にピンク色の甘いシロップをかけて食べたり・・・でも、タイ料理はぜんぶおいしい!!
午後1:30 授業開始
授業の始まる時間だといってもなかなか生徒が集まらない。あんまり待っても仕方ないので16人の生徒の名前を呼び、出席を取り始める。なんとなく、5、6分すぎて生徒が集まってくる。今日は、たぶんでしょう。という表現。絵カードを使ったりして、なるべく何度も16人の生徒が発言するチャンスがたくさんあるようにする。
午後2:30
ひとやすみしてから、宿題の採点、それから明日の教材準備、いままでのテストの見直し。と、とある生徒の回答に目がとまった。それは、日本人の私たちには考えられない間違いだった。とてもおかしくて、何度も笑ってしまった。「あなたはおいくつですか?」という質問に、答えるのだが、その答えにある男子生徒は、「はい、わたしはおいくつです。」と答えたのだ。うん、たしかにおいくつが形容詞だとすると、この文章、可能なんだなあ。うん、まいったまいった。
午後4:00
仕事がひとくぎりしたら、敷地内のプールでひとおよぎ。25mプールを15おうふく。体がなまるので!"%W!<%k$G%j%i%C%/%9!#$3$3$7$+
体を動かすチャンスがないのだ。
午後5:30 帰宅
タイ人スタッフにあいさつをして、日本語センターより撤退。またあした。
午後5:45 おむかえ
車で運転手が迎えにくる。私とchotimaは校門の前で待ち合わせ。彼女は友達と遊ぶのが大好き。私と目があっても、なかなか帰ろうとはしない。私と運転手のブンさんはなんとなく今日のできごとのお話をしながら、彼女が帰る気になるのを待つ。
午後6:00 いえじ
タイ国家を聞きながら、家路につこうとする。車の中にはおやつと、ナムソムが用意してある。少し渋滞気味。
午後6:30
父親の宝石店で、夕飯を食べる。宝石店の裏手で、みんなごはんを食べる。従業員も、なだれみたいに、おなかすいた人順にごはんを食べる。だんだんごはんが少なくなる。
午後7:30
店をしめてひきあげる。がらがらとシャッターをしめる。貴金属類をひとつひとつていねいにしまっていく。従業員たちにあいさつをして、車にのりこむ。
午後8:00
水浴びをしたあと、リビングルームでくつろぐ。chotimaの弟は、TVゲームばかりやっている。私は、今日もFinal
fantasy8をタイ語、それから英語に訳さなくてはならない。つらい・・・・・・・・
chotimaとは、クラスメートの話をする。ごく普通の女子高校生との会話。
午後10:00
就寝前に、豆乳を飲む。すごい味だと最初思ったが、今ではないとさみしく思える。
就寝。
こんな感じの一日です。
つづく
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