FHCY人材・交流事業

 

 アジアの国の障害者やボランティアのリーダー、福祉や教育の専門家などを日本に招き、研修や訪問視察プログラムを実施します。また、技術や情報交換などを通して相互に学び合い、障害者の抱える問題の解決に国の壁を越えて共に努めます。

 

2000年度 アジア福祉人材・技術交流事業

 来日したのは、「サゲオ障害者工房」(SHH)代表のチャチャイ・ムアチュアイ氏と「タイ障害児財団」(FCD)CBRプロジェクト責任者のサマンヤ・ソパポン氏の二人です。初来日のチャチャイ氏は14日間、また、サマンヤ氏は、1993年の「FHCY日本研修事業」による来日以来2度目で、30日間に渡り滞在して神奈川・東京・京都・岡山などでのプログラムを行ないました。これは、FHCYが、1991年より先駆的に行なっていたタイの障害を持つ当事者や保護者リーダー・障害福祉専門家・教師・ボランティアリーダーなどの「日本研修事業」を新たに「アジア福祉人材交流事業」として実施したものです。
  チャチャイ氏は、南タイ農村部の障害者グループの工房「SHH」を創設し、ココナツを素材に民芸品作りに取り組んでいます。FHCYは、彼を日本に招き、フェアトレードの市場などについて視察すると共に、SHHの活動報告や製品についての意見交換を行ない、日本の木工民芸品技術についても知見を広めました。また、福祉施設や障害者地域作業などの見学訪問や交流体験をして日本の障害者の生活状況に触れました。フェアトレードのお店「ちえのわハウス」(小田原市)での交流会の模様は、NHK総合テレビでも取り上げられ放送されました。一方のサマンヤ氏は、7年前の来日時と比較しながら、今日の日本の障害児者福祉・教育事情について視察しました。また、「タイの障害児者事情とCBR」のテーマで、横浜と京都などで報告し、東海大学、神奈川工科大学、桜美林大学で講義もしました。
 このプログラムが、アジアの障害者の自立にいろいろな形で繋がっていくこと、日本の若い人たちが、彼らと直接交流することにより、アジアの障害者が抱える問題をより深く知り行動する機会となることを期待しています。     

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フェアトレード・ショップ『ちえのわハウス』での報告会。NHK総合テレビの取材を受ける。 日本の伝統工芸である箱根細工の巨匠、金指氏の工房を訪ね、大きな刺激を受ける。
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生まれて初めてのリフト車両にびっくり。車椅子の移送サービスを展開する『グループG』にて。 11月の陽気は、タイのゲストには、少々、寒い。箱根仙石原にて。
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サマンヤ氏は、『タイの障害児者福祉の現状とCBR』のテーマで大学で講義。東海大学にて。

【2000年度の主な訪問先】

●フェアトレード・障害者製品の販売と木工技術関係
 ちえのわハウス(小田原)、朋、楽(鎌倉)、ともしびショップ(横浜)、金指ウッドクラフト(箱根)、神奈川県工芸技術センター(小田原)、ウッディランド東京(東京都)
●障害者作業所、地域活動など
 磯、ごぼうはうすPC、ひかり作業所、モアかれん、オーガニックスペースかれん、みんなのお店、ワーカーズわくわく、(横浜)、うぐいすの家(秦野)、青い鳥福祉作業所(岡山)、木馬工房、グループG、もぐらはうす、ハンドクラフト杢(八王子)、トムトム、ブルーベリー(茅ヶ崎)、青雲舎」(大津)
●障害者利用施設など
横浜市南部療育センター、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール、福祉プラザ、障害者研修保養センターあゆみ荘、福祉保健研修交流センターウィリング横浜、(横浜)、神奈川障害者職業能力開発校(相模原)、みどりの家愛児園(小田原)、 清陽園(平塚)、あさ工房(東京)
●市民・ボランティア活動、障害者宅家庭訪問など
ファイバー・リサイクル・ネットワーク、かながわ県民活動サポートセンター(横浜)、東海大学ワークキャンプ(平塚市)、三好勝巳氏宅、鈴木道子氏宅(横浜市)
●大学講義・講演
東海大学、神奈川工科大学、桜美林大学、ちえのわハウス(小田原)、FHCY主催講演会(横浜市国際交流協会にて)(横浜)、同左(京都キャンパスプラザにて)(京都)

【過去の実施歴】

<『日本研修事業』として実施>
1991 FCDコーディネーター、知的障害児通所施設教師
1992 CBRコーディネーター、療育担当スタッフ
1993 CBRコーディネーター、療育担当スタッフ
1994 障害児の母親、統合教育担当教師
1995 広報担当スタッフ、財務担当スタッフ
1996 ボランティア・リーダー(2名)
1997 障害児(2名)、障害児の父親、FCDマネージャー
            (FHCY10周年記念イベント参加)
*1991〜1995年度は郵政省国際ボランティア貯金寄付金配分事業
<『人材・技術交流事業』に内容及び名称を変更>
2000 南タイ農村部の障害者作業所責任者(障害当事者)、CBRプロジェクト責任者

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